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血液一般

=肝機能検査=
内臓機能はもちろん筋肉由来の生化学(*1)データも診ることができます。例えば、GOTやGPTの値は肝機能障害や急性肝炎、慢性肝炎を診断 する要素になります。アスリートは厳しい練習による筋肉の損傷で基準値を大幅に越える事がありますので、回復力やコンディションを把握する上で大切な要素になります。

1.総タンパク質(TP)   トップアスリートの目標地:
肉体を構成する栄養素であるアルブミンを中心にするタンパク質と免疫を司るグロブリンを中心とするタンパク質の総計の値を示します。  ヒトの血漿タンパク質の総量を示し、栄養状態、パワーの源を示しています。アスリートにとっては、まさに肉体とパワーの大きさ、強さを表しています。総タンパクを測定することによって、タンパク質を合成する肝機能を、またそれらを排泄する腎機能、あるいは栄養状態を知ることができます。
 

  • 血清タンパク質(*2)濃度を左右する主な要因
    1.素材(タンパク質の元)の供給
    2.タンパク質の合成
    3.体タンパクの異化作用
    4.尿や便からの排出

  • TPが低いときに考えられる主な原因
  • 運動後の栄養不足
  • 体外へのタンパク質漏出
  • 栄養不足による供給不足
  • 間疾患によるタンパク合成能力の低下

  • TPが高いとにき 考えられる主な原因
  • 血液の濃縮
  • 尿細官の再吸収増加
  • 多クローン性産生

    2.AST(GOT)/ALT(GPT)
    GOT(グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ)
    GPT(グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ)
    肝臓の細胞の中にある酵素ですが、破壊されると血液の中に漏れ出します。本来、肝炎ウイルスや薬物などで肝臓の細胞がこわれたのを測る検査として利用されていますが。
  • 肝臓のぐあいが悪くなると、GOTとGPTの値がいっしょに上昇する  GOTとGPTはほとんど同じはたらきの酵素です。しかし、GPTは肝臓の細胞にだけあるのに対して、GOTは肝臓の細胞以外にも心臓の筋肉や手足の筋肉、血液の赤血球の中にもあるという点で少しことなります。心筋梗塞や筋肉がこわれた場合、あるいは赤血球がこわれた場合(溶血)には、GOTの値だけが上がってGPTの値は上がらないことがあります。肝臓の細胞がこわれたときには、多くの場合GOTとGPTがいっしょに増加します。  GOTとGPTの正常値は、どちらとも40国際単位以下です。これらが少なすぎることで問題になることはまったくありません。健康診断で問題になるのは、100前後のときです。100以下の場合には、慢性肝炎、肝硬変、脂肪肝などが考えられます。お酒を飲む人の場合は、節酒あるいは禁酒することによって、下がることがあります。慢性肝炎や肝硬変の状態が悪い時期には数百くらいまで上がりますが、回復すると二桁になります。しかし、健康診断で100以下で指摘される多くの場合には、脂肪肝です。

    3.LDH: 乳酸脱水素酵素 (Lactate Dehydrogenase)
    LDHは糖質の解糖系の最終段階におけるピルビン酸と乳酸との変換を触媒する酵素で、生体内のエネルギー産生に大きな役割を担っています。横紋筋(心臓、肝臓、腎臓、骨格筋)に多く含まれ、これらが損傷すると数値が高くなります。

    4.CPK:クレアチンフォスフォキナーゼ
    骨格筋、信金、平滑筋、脳に分布する酵素で、素ポー津にとってもっとも大きなエネルギーを発生するATP生産に関与する大切な酵素です。

    *1 生化学検査
    血漿や尿、その他の検体からタンパク質や糖、脂質、電解質、ミネラルイオンなどの成分を生化学的な方法で調べる検査のことです。スポーツ医学では、選手のコンディショニングや栄養状態、体調の好不調などを含め、パワー、スタミナ、スキル、ダッシュ、総合的なコンディショニングを容易に知ることができます。

    *2 血清タンパクは分画でアルブミンとグロブリンに分けられます。アルブミンは全体の50〜70%を占め、肝臓内で合成され血漿浸透圧の維持やビリルビンや甲状腺ホルモンの運搬を担当します。



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