2004年08月25日
野球最終日の朝
ようやく敗戦の日本での反応の情報が入り始め、最終戦へのぞむ元気が沸いてきました。
今日は特別暑く、39度台と思います。野球場は元飛行場跡地にあり、日陰ひとつありません。もちろん木陰も・・・。
昨日勝てばこの日照りの中、歩くことはないと思っていたのに(決勝は夜の7時半試合開始予定)、ことさら暑さも堪えます!タクシーから球場まで約1200m、途中何箇所もボランティアのお姉さんが右に曲がったらもう少しよとか、野球場はまっすぐ、ソフトは右、ホッケーは左よなんてスピーカーでわめくけど、おれたちゃトライアスロンかよ?と言いたくなるような見渡す限りの広大さ。ぽつぽつ歩く日本人サポーターの姿も淋しげな様子。日の丸もめっきり減って、ああアテネの空はなんでこんなに青いのよ!?
ちなみに野球がテレビで生中継されました。初めてのこと、と思った瞬間30秒でレスリング会場へ!!
「よさこい音頭」を派手なハッピで踊っているサポーターの紹介でした。北京の雪辱はどうもなさそうな雰囲気ですね。ソフトボールも正式種目でなくなりそう!!
投稿者 hiraishi : 18:39 | コメント (18368)
2004年08月24日
ハイライト男子100m
オリンピックのハイライト、ひとつ男子100m決勝は、深夜11時すぎ準決勝の2時間後に行われた。選手の極度の緊張をよそに会場は五輪テーマ曲やヒット曲メドレーが始まり会場はディスコ状態。ついにはジャマイカ選手までが踊りだす始末。そんな中で人気のMグリーンの肩をいからせながら、何度もスタート付近を行き来する姿はまるで戦士のようだった。
人間には3つのエネルギー回路がある。最大出力はATP(アデノシン3りん酸)−CPKエンジンといわれ、1秒間に13Kカロリー/Kg(筋肉量)・秒の力を発揮する。
僕たちが息を止めて思いっきり力を出す瞬間にこのエンジン(無酸素エネルギー)が働く。
腕相撲やゴルフのティーショット・番長、由伸のホームラン・大輔の150キロ超速球・大久保のシュート・室伏広治君のハンマー投げや柔道の大技の瞬間などここ一発はみんなこのエンジン。成人男子で約8秒間使える。プロ選手でも力は一緒で、どれだけ長く使えるかが、重要なポイント。
第2のエンジンは疲労物質の乳酸を分解して再利用するときに発生、力は半分以下の5.6Kカロリー、約33秒使える。これらは無酸素系なので、息を止めれば自然にスイッチは入る。両者で約40秒間無酸素エネルギーは力を発揮出来る。
第3のエンジンは有酸素で息をしながら頑張る。約3Kカロリーだから力は弱いが息しているかぎり酸素を分解するので、無制限に発生し、私たちの普段の生活にも利用されている。
これらのエネルギーの単位は1kg当たりの筋肉ですから、最大出力エンジンを少しでも長く使いたいために、選手は筋肉トレーニングをして1gでも筋肉量を増やすことをまず目標にする。かってベンジョンソンがカールルイスを抜くために少しでも第1エンジンを1秒でも長く使いたいためにドーピングしてまで筋肉量を増やした。
最近のランナーはただ筋肉量を増やした一時期と異なり、深層の筋肉(インナーマッスル)、腸腰筋を強化して股関節を緩めて広げやすくし、前半30mは地面を見つめて前傾斜でスピードに乗り、腕を大きく指は広げて、さらに口を開けて舌を出しながらリラックスして走るスタイルになってきた。
9秒台を5人が一気に記録する男子100m、まさに科学の勝負の域に来た!
投稿者 hiraishi : 15:45 | コメント (12309)
アテネ原稿 男子100m走
いよいよ、今日から野球は準決勝。前回負けたオーストラリア戦なので金メダルには大切な試合なので、大輔先発の予定!
投稿者 hiraishi : 15:07 | コメント (2630)
2004年08月23日
過酷な女子マラソン
近年、マラソンはどんどんスピード化し、特に女子選手にとっては最も過酷な種目となった。優勝した野口みずきさんは150cm・40Kgの小柄な彼女のレースへのコンディショニングは、困難を極めたことでしょう。
単純に計算して、40Kgの女性はエネルギー480キロカロリーを持ち、特に準備しなければ約9.1kmで枯渇してもうそれ以上走れない。しかし完走するには、特別なコンディションイングでレースで望む。高橋尚子選手の場合1回でステーキ450gをペロリとたいらげ、平均4500キロカロリーは食べる。毎日20Km以上走りこみ、高脂肪と高タンパク食を徹底し、体脂肪は20%以上を維持している。
長距離選手のレースでは糖質(ご飯やパン、ジャガイモなど)が最も大切なエネルギー源だが、レース1週間前に「グリコーゲンローディング法」を行う。つまり普通どおりに食べていたら、糖質は食べた分100%しか体内に貯蓄出来ない。
しかし、レース1週間前から糖質ばっかり食べると約120%まで増やせる。しかしまだまだ足りない。そこで1週間前に2,3日ほとんど糖質を食べず、体内の糖質を使い切ってしまう(ウォッシュアウト)。この間は練習も軽めに、海外遠征では飛行機などの移動に利用する。そして残りの5日間、糖質ばかり徹底して食べると体内には一気に170%まで増やせる。
女子マラソンにはまだまだ課題が多い。近年コースは、ほとんどコンクリート道路で靴と体重は大きなポイント。元五輪選手、増田明美さんはかって優勝したレース終了後の検査で8箇所の疲労骨折が見つかったと聞く。足裏で赤血球を破壊したり、筋肉内での溶血などスポーツ貧血も起こす。女子にとってのスピードレースはまさに身を削っている。
アテネでは野口選手の体型では他の選手より全コースで1万歩以上多く走ることから、もっとも過酷と思われた。まさに彼女の努力と忍耐がもたらした金メダルである。
投稿者 hiraishi : 09:20 | コメント (4667)
決勝
昨日は完璧なまでの仕上がりで、こちらの仕事も完璧に仕上げて決勝に臨んだ室伏広治くん。
午前中ににんにく注射をして、クーラーで冷えたホテルを出て明るい日差しを浴びながら、散歩していろいろこの4年間の出来事を話しまし
た。空港に隣接した地下鉄の駅まで見送ってくれて、彼の姿にギリシャの人は誰も気がつきませんでしたが、「明日はヒーローでね!」なんてしゃべってきました。
試合はハイジャンプ・三段跳びが次々金メダル、しかもスエーデンの優勝、さらに直前の1500mの準決勝が地元ギリシャ人一番とあって、異常な雰囲気でハンマー投げの試合が始まりました。5本目はまさかの失敗投てき!1m以上はなされての追う展開にはらはら・どきどき!!
最後の6本目、本人も届いたというすばらしい投てきでしたが、すぐ後ろの外人が僕の肩をたたきながら、「少し、少し・・!」と指で足りなかったジェスチャーで、負けたことを知りました。
周りが大騒ぎ、僕も記録の電光掲示板が遠くて見えず、彼の言葉でがっかりしてしまいました。
次の北京五輪まで彼の心がつながるか?明日でも会ったら「ご苦労さん、こんどは広治君も結婚して子供が応援にきているかもね?!」とねぎらうでしょう。
そのくらい4年間は、長く遠い日に感じます。
また、一歩から仕上げなければなりません。
夢の話はまだ先がありました。
投稿者 hiraishi : 09:17 | コメント (714)
2004年08月20日
井上君の敵を討つぞ!!!
アテネの暑さは誰に文句を言ったらいいのでしょう?
今日も39度、湿度は50%日陰は涼しいんですが、風がなくどうした
らよいのか判りません!
夜、8時を過ぎると急に涼しくなり、野球場は海辺のため寒いくらい。
キューバ戦は、出場している選手以外はみんなぶるぶる震えるくらいで
した。
明日はいよいよ室伏登場。22日の決勝まで、気の抜けないコンディシ
ョン作りです。井上君の敵を討つぞ!!!
投稿者 hiraishi : 19:20 | コメント (2627)
2004年08月19日
残念・・・
このメールを調整中に、井上康生君が惜敗のニュースあり。残念でし
た!!
室伏君が17日アテネ入り。昨日、せっかく野球はキューバに勝ちなが
ら、伏兵オーストラリアに惨敗。まあ、今日一日は休日なんで明日から
切り替えて出直しです。
昨日のうちに室伏君の治療も終え、今日はアテネの高級住宅地「KIF
ISIA」に来て、カフェでこのメールを打っています。
街はサウナ・野球場はフライパン・僕は3日目でウェルダムです。
スタジアムはどこもがらがら、どうもこの国はお金を出してスポーツを
観るという感覚はありません。どこも外人ばかりですが、特に今回はア
メリカ人の観光客は少なく、みんなテロを怖がっているのでは・・・。
セキュリティーはすごく、何度もチェックチェック!
野球場はタクシー降りて1Kmはゆうに歩きます。毎日、地下鉄に乗っ
て歩いて歩いて痩せました!
投稿者 hiraishi : 19:21 | コメント (1016)
2004年08月16日
おおらかな国民性
もともと交通機関は十分に出来上がっていないアテネ市は、バス・地下鉄・トラムなどほとんど時刻表などはなく、渋滞の中を運転手さんだけが一生懸命走っているのが現状。
そこでアテネ市は思い切って秘策に出た!ふだんの数倍に膨れ上がった乗客をオリンピック期間中、競技場に向かう人つまり入場券を持ている人はその日の公共交通機関はすべて無料。つまり入場券が一日無料パスなわけ。ところがどんな駅でも入場券をもってるか?なんてチェックもしない。
少なくても開会式の当日、貴重な入場券を手にしたのは5万人。でも朝から診ているとほとんどの市民はただ乗り。駅員もいちいちチェックしないし、ほとんどの人は並ばずに好きなように乗りまくっている。
どうやらオリンピック観戦者は無料ということも、市民にはいきわたっていないし、そのことにも誰も文句なし。野球チームの滞在する南の海岸からトラムに乗って市内へ帰ってみた。途中、乗換えで何分待たせるのからという位炎天下で待たされた。逆方向には8本も行くのに肝心な市内行きは一向に来ない。それでもだれも文句は言わず、楽しそうにしゃべりながらただ待っていた。
やっと来たトラムはすし詰め状態。途中自動ドアが壊れて運転手は何度も故障を治しまた治しの繰り返し。その駅に10分止まる始末。でも誰も文句なし、むしろ汗びっしょりの運転士に口笛で応援が始まる。
ようやく動き出したのにまたまた運転士さん、トラムを止める。今度はなんの故障かと思えば、後ろから金髪美女が両手を振って「この子を乗せなきゃ運転士の名がすたる!」とばかり紳士ぶりを発揮する。
どれほど遅れたかわからないけど誰も文句なし、理由はただ乗りだから・・・。
朝のテレビニュースでは、各局で時刻が1,2分ずれている。。そういえば駅には時刻表もない。飛行場で荷物の受け取りはいきなりレーンが変わる。タクシーは勝手に相乗り。町にはソクラテスのような顔が多い。
こんなおおらかさで始まったオリンピック。ひょっとしたら、中村ノリなんかは一番活躍しそうな気がしてきた!初戦のイタリア戦、キャッヤー城島さんに打球が急所に当たるとすかさずベラフォンテのヒット曲「デーオ!」が流れ、会場はメジャー同様すぐにエレクトーンの音楽ショットが入りまさにスタジアムがエンターテイメントしている。ノリの軽く一発、第1号もそんな雰囲気でも集中出来る彼の真骨頂と言える。
明るい中畑ヘッドコーチものりのりで得意かも!(でも、この雰囲気で一番来て欲しかったのは長嶋監督?)
投稿者 hiraishi : 19:17 | コメント (3091)
2004年08月12日
いざ、アテネへ
2004/08/12 東京・晴れ
これからアテネへいう朝に飛び込んだニュースは、ベイスターズ佐々木大魔神の退団ニュース。
日が暮れるまで野球漬けだった少年が、やがて海も渡り、世界に大魔神の名を残しまさに野球が育てた一人の人間の軌跡。
ご苦労様でしたと心から感謝して、これからの佐々木さんにエールを送ります。
投稿者 hiraishi : 08:08 | コメント (8624)